【光造形】#5-3 ゼネバストップ機構の製作(設計③)

光造形
⑤-4
この記事は約4分で読めます。

前回に引き続き、駆動機構のゼネバストップ機構について設計・造形してみた事例を

一つずつ作業内容毎に紹介していきたいと思います。

※本ページは下記の記事の続編となっておりますので、まだ見られていない場合は一度下記記事を御参照頂ければ幸いです)

参考記事

 単純な駆動機構ではありますが、ご参考になれば、幸いです(^^♪

造形データ

ゼネバストップ

組立図

完成データは前回同様に上記のものとなり、5つのパーツから構成されております。#5-1~#5-2では、①円形ホイール,②×字ホイール、③軸Aの設計でしたので、残りの部品④軸B、⑤ベースも設計を進めていきたいと思います。※詳しくは、前回のページもご参照ください。

設計

3D-CAD

 3Dデータ設計は、例のごとくAutodesk社の「Fusion 360」の3D-CADを使って設計していきたいと思います。こちらの 3D-CAD は個人利用であれば無料で使用できる 3D-CAD であり、操作性はかなり使いやすいものとなっております。

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設計

④軸B

次は、④軸Bから設計していきます。こちらは、②×字ホイール側の軸となります。作り方は③軸Aとほぼ同じ作り方となります。では早速 3D-CAD で作っていきましょう。

上図④-1で②×字ホイールの底面をスケッチ面として選択して、中央の穴を0.1mmオフセットして軸の線を作っていきます。スケッチが出来れば、④-2のように押出で伸ばしていきます。こちらは取っ手としないので、天面より少し飛び出しているぐらいで大丈夫です。

台座部分も③軸Aと同様寸法で描いていきます。押出し量に関しては、①円形ホイールと②×字ホイールとの高さ位置が異なっておりますので、④-3のように③軸Aの底面側の位置まで押し出すように設定します。足も軸Aの取っ手側と同じスケッチ線(※〇型でなく、切り欠き円状の方です)を 描いて押し出せば、完成です( `ー´)ノ

 ①~④との組合せでは上図のような状態になります。

⑤ベース

 最後に土台となる⑤ベースを設計していきます。各ホイール、軸データを参照しながら描いていきます。

 大まかにベースの大枠寸法を描き、各軸足のエッジを参照しながら土台に軸穴をスケッチします。※ピッチ寸法は各ホイールが干渉しないよう、現モデルデータを参照しながら描いていきます。

 適当な厚みに押出した後に各角にフィレットR、面取りを行い形を整えれば完成です。
(ここでは、厚み:5mm,フィレットR:R5、面取り:C1㎜で設定)
 これにて全部品の設計データは完成です!お疲れ様でした(*_*;

 各部品の寸法は御参考頂きながら、各々微調整頂ければと思います。
(※駆動に関する重要部位を変えてしまうと、組み立て時に上手く稼働しない恐れがありますので、ご注意ください!)


 今回は光#5-3 ゼネバストップ機構の設計③として解説致しました。

 次回からはいよいよ各パーツを造形していきます!( `ー´)ノ

次回の記事


以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!

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