【光造形】#2 ミミズク

光造形
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 今回は光造形にてミミズクを造形してみた事例を一つずつ作業内容毎に紹介していきたいと思います。
 ご参考になれば、幸いです(^^♪

造形データ

ミミズク

 

 今回はミミズクの造形データより実際に造形してみます。このミミズクのstlデータは3Dデータ共有サイト「Thingiverse」より、ダウンロードしたデータとなっております。
 経常的にも特にサポート設定なしで造形可能そうな感じですね。

※因みに”ミミズク”と”フクロウ”の違いは以下のようです。
知りませんでした…(‘◇’)ゞ

フクロウもミミズクも、フクロウ目フクロウ科の鳥で、生物的には同じ種別である。
一般的には、羽角のある種を総称して「ミミズク」と呼び、ミミズクを除くものを総称して「フクロウ」と呼ぶ。
羽角は頭の左右にある一対の羽毛の束で、耳のように見えることから、耳があるのが「ミミズク」;耳がないのが「フクロウ」という言い方もされる。
基本的には、羽角(耳)の有無で区別できるが、中には区別できないものもいる。

https://chigai-allguide.com/%E3%83%95%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%81%A8%E3%83%9F%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AF/

では、早速作ってみます。

造形準備

スライサー

それではanycubic photon専用のスライサーソフト「Photon Workshop」にて、3Dデータ(STLファイル)を読み込み、スライス設定してみます。

造形ステージ内に収まっておりますので、サイズはOKです。

 形状を見てみますと、一部サポートが必要そうな箇所がありそうです。サポート設定のタブを設定すると、造形角度が厳しい箇所が赤色で可視化されます。

(※”Automatic Support”の”AutoSupportAngle”の設定角度より、大きい部分が赤く表示されてます。)

ただ、面倒臭い そのままでも造形は出来そうな感じもするので、サポートなしで造形してみます。

完了後、上図のポップアップが出てきます。
・The estimated total print time in approximately (合計造形時間の目安):5時間9分
・The estimated total print volume is approximately (造形体積量):41.955ml
造形時間、造形体積はスライサーの設定で変わりますので、もう少し早く造形したい、もう少し容積をおさえたい場合はお好みで設定条件を変えてましょう( ^ω^ )
今回は基本条件で設定してみます。「OK」を押してUSBメモリにスライスファイルを保存します。

造形レジンについて


 レジンは処理が簡単な水洗いレジンの「ELEGOO Water Washable Photopolymer Resin」を使用してみます。
 UVレジンは、アルコール洗浄のものが多いですが、アルコール溶剤は匂いやアレルギーに対しての懸念また廃液処理等が面倒ですので、後処理が簡単な水洗いレジンがおススメです。

造形

それでは、スライスしたデータとレジンにて造形を行ってみます。

使用している造形機”photon-S”

①パットを取り出し、レジンを注ぎます。

この時の御注意として、、、
・レジンの量は、パット内の約1/2高さ以下まで
☞入れすぎると、造形時、ステージがパット内に浸かった際に溢れてしまう恐れがあります。溢れてしまうと造形機のLCDスクリーン内に侵入してしまい、故障となってしまいますので、要注意!
・上図のように気泡が出た時は、なるべく爪楊枝などで潰しておきましょう。

②パットを戻し、造形機にUSBメモリを挿し込み、スライスファイルを読み込む。ホーム画面より「」をタッチ → 造形したいスライスファイルをタッチ → 「▷」をタッチすると、造形が開始されます。

上図のメーターが100%になるまで、気長に待ちます。 ( ^^) 旦~~

③メーターが100%となると、自動でステージが元の位置まで戻り、造形が完了します。パネルにて下図のような表示が出てきますので、「Enter」をタッチして造形完了です!

この時にステージ内に造形品が付いていると、成功です。
造形成功か失敗かドキドキする瞬間です( *´艸`)

↓結果は、、、、

お~、いい感じです!(;’∀’)
ステージを取り外し、造形状態を確認します。

特に欠けや反り等は起こってないので、良好です( ^ω^ )

④造形品をスクレーパーで取り外し、水洗いをして暫く乾燥させます。

※かなり強固にステージに密着していると思います。スクレーパーで慎重に少しずつ剥がしていきます。この時に造形品とステージをあまり傷つけないよう注意です!

仕上げ

2次硬化

UVライトにより、お好みで2次硬化を行います。

2次硬化をさせると表面のべた付きが抑えられ、また造形品も強固となります。
※但し、強固になる分、靭性(柔らかさ)が無くなりますので割れやすくなるかもしれません。造形モデルによっては、2次硬化させない方が良い場合もあります。

※またこの時、まだ表面にレジン液が残っている状態だと、そのまま硬化されてしまいますので、④での洗浄をしっかり行っておきましょう。

2次硬化は、各面に対して60秒程のUV照射でOK。表面のべた付きが残っているようでしたら、追加でもう少し2次硬化させます。

完成

これにて完成となります!(^^♪

お疲れさまでした!

造形状態としては、かなりいい感じです!( `ー´)ノ 

耳のところや嘴のところ等の細部もきっちりと形状が出来ていますね~

造形目はペーパー等で磨いて、塗装すると更に奇麗な仕上がりになりますよ♪

今後も色んな造形にチャレンジしていきたいと思います!(^^♪

以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
 

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