前回に引き続き、光造形にて「樹脂ボルト/ナット」を設計・造形してみた事例を一つずつ作業内容毎に紹介していきたいと思います。
※本ページは前回記事の続編となっておりますので、まだ見られていない場合は一度前回記事を御参照頂ければ幸いです)
参考記事
ご参考になれば、幸いです(^^♪
造形準備
スライス設定
前回3D CAD(Fusion 360)より、設計・作成したSTLファイルの3Dデータから anycubic photon機専用のスライサーソフト「Photon Workshop」を使ってスライス設定していきたいと思います。
キャップボルトはネジ部をしっかり形成させたいのでこの方向で造形したいのですが、キャップ部分は中空となってしまいますので、サポートをつけてスライス変換を行います。
レジン
レジンはいつも通り、処理が簡単な水洗いレジンの「ELEGOO Water Washable Photopolymer Resin」を使用します。
※UVレジンは、アルコール洗浄のものが多いですが、アルコール溶剤は匂いやアレルギーに対しての懸念また廃液処理等が面倒ですので、やはり後処理が簡単な水洗いレジンがおススメですね(^^♪
造形
スライスしたデータとレジンにて造形を行っていきます。変換したデータをUSBに移して造形機へ挿して造形を進めていきます。
※造形時間は約1時間32分と早めに仕上がりますね(^^♪
それでは造形を開始し、終わるまで気長に待ちます(-_-)zzz。
…
↓結果は、、、、
出来ていますね!いい感じです!(;’∀’)
この時プラットフォームに付いていない場合は、スライスデータにボトム層が無かったり、ステージの高さ0設定にクリアランスがある事で失敗したりしますので、再度見直してみましょう。
完成
プラットフォームから造形品を取り外し、水洗い洗浄後、2次硬化し表面のべた付きを取ります。
ネジ部も含めて、形状は出来ていそうです( `ー´)ノ
早速、ボルトとナットを嵌め合わせてみます(;’∀’)
…
かなり固くて全然入らない感じです…(*_*;
やはりボルトとナットとのクリアランスは必須のようですね。再度、修正していきたいと思います。
今回は樹脂ボルト/ナットの造形までまとめていきました。
設計時にはクリアランス設定をめんどくさがってしまいましたが、次回は改めてナット側の修正を行っていきたいと思います。
次回の記事
以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
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