前回に続き実用編として、タブレット機を立てる為のスタンドを
設計・造形してみた事例を一つずつ作業内容毎に紹介していきたいと思います。
本当に簡単な形状品ですが、ご参考になれば、幸いです(^^♪
造形データ
タブレット用スタンド
私は”AmazonのFire HD 8”を”先日購入してから常に肌身離さず持ち歩いておりますが、タブレット用のスタンドを持っておらず、手に持っていない時は寝かすことしかできず、悶々としておりました…。 正直100均でタブレット用のスタンドは販売していると思うのですが、買いに行くのが億劫で面倒くさい…(*_*;
出掛けた際にたまたま100均に寄る事はあっても、スタンドの事を忘れて、家に帰ってから思い出し後悔…(*_*;
だったら作ってしまえ、それが一番早いと思い、設計・造形する事にしました(*´з`)
凝らなければ工数は余り掛けずに造れてしまう、光造形は日常生活で活用できる事がなによりの強みですね(^^♪
という事で、早速設計から進めていこうと思います。
設計
3D CAD
3Dデータ設計は、Autodesk社の「Fusion 360」の3DCADを使って設計していきたいと思います。こちらの3D CADは個人利用であれば無料で使用できる3DCADであり、操作性はかなり使いやすいものとなっております。
採寸
タブレット用ホルダーを設計するにあたり、タブレットの厚み寸法を測っていきたいと思います。寸法を測定する為の道具として、ノギスがあると便利です。ノギスは高精度なものもあれば、安価なホビー用のノギスもあり、ホビー用のもので十分OKです。
簡易的なものなので、タブレットの厚みのみを確認しておきます。
設計
ホルダーのイメージ図をメモなど下書きを行い、各部の寸法を書いていきます。先ほど測定したタブレットの厚みを元に各部位の寸法が決まれば、早速3DCADで作っていきましょう。
ホルダー部の隙間寸法は10mmとして、傾き角度は10°と、ざっくりに適当に設計してみます。タブレットの挿しこみ具合や傾き具合は一度造形してみて、上手くいかない場合に寸法を調整し、再度チャレンジしていきましょう。
このスケッチ図から「押し出し」ツールで3Dモデルを制作します。
このままでも良いのですが、土台部の余剰部分がもったいないので、減肉しておきます。
各部フィレット付けをして完成です!
作成したモデルデータを”エクスポート”で「STL形式」で保存します。
(※造形する為にはSTL形式に変換する必要があります。)
今回はタブレット用スタンドの設計編として解説致しました。
次回では作成したデータから造形を進めていきたいと思います。
次回の記事
以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
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