前回に引き続き、この記事では光造形等の記事とは異なり、DIYとしてテーブルをなるべく簡単に製作する過程について、手順等を解説していきたいと思います。
※本ページは「【DIY】テーブルの簡単製作①(準備編)【ミスミ】」記事の続編となっておりますので、まだ見られていない場合は一度当記事を御参照頂ければ幸いです)
参考記事
今回は、組立編として部材の購入、組立工程について、 解説していきたいと思います。( `ー´)ノ
※注記
今回製作したローテーブルの製作工程は以下のようになります。
①作りたいテーブルのサイズを検討する。 ②「ミスミ」で部材の検討。部品データをダウンロードする。 ③部品データを用いて、3DCADで設計する。 ④部品を購入し、組み立てを行う。 ⑤完成!
各項目ごとで私自身が行った方法について解説していきますが、必要な部品種やサイズ等はお好みによって是非アレンジしながら楽しんで頂ければと思います(^^♪
部材の購入
前回設計したテーブル部材をミスミ、またAmazon等より購入します。
ミスミでの部材購入時には、材質や長さ、表面処理をお好みの仕様で選択していきます。またアルミフレーム等では追加工のオプションが付いており、「タップ加工」や「カット仕様」、「レンチ穴開け」、「ザグリ穴開け」等 色々と面倒な加工を行ってもらう事が出来ます。
※詳しい購入方法は下記記事を御参照頂ければ幸いです(^^♪
参考記事
購入品リスト
①アルミフレーム 6シリーズ R形状 60×60×30mm
テーブルの脚部分となるアルミフレームは、頑丈で見た目もR形状と滑らかなものにしたくて、R形状のアルミフレームを選択しました。
※片方の端面には底板を取り付けるので、丸穴部にタップ加工が必要となります。追加工で注文可能です。
長さは500㎜で4本購入します。
②アルミフレーム 6シリーズ 正方形 30×30mm 1列溝 4面溝
テーブルの天板補強部分となるアルミフレームは、一般的なアルミフレームを選択しました。
※両面にブラインドジョイントを取り付けるので、丸穴部にタップ加工が必要となります。追加工で注文可能です。
脚のアルミフレームも寸法も考慮して、長さ:780㎜を2本、長さ:480mmを2本購入します。
③6シリーズ(溝幅8mm) アルミフレーム用端面プレート
脚部分の底板となるプレートです。R形状用のアルミフレームの端面プレートであり、ゴム製のものが好ましかったのですが、なかったのでこれにしました。
4個購入します。
④6シリーズ(溝幅8mm)-1列溝用- 押出厚型ブラケット
四隅のコーナー部分の補強用のブラケットです。
4個購入します。
⑤6アングルブラケットS
アルミフレームと天板を接合する為のブラケットです。アルミフレームと天板面との隙間が無い物を選びました。
6個購入します。
⑥6シリーズ(溝幅8mm)30・60角アルミフレーム用先入れナット
アルミフレームとブラケットを接合する為のナットです。アルミフレームの溝部に入れて使用します。
アングルブラケットSと同じく6個購入します。
⑦6シリーズ(溝幅8mm)ブラインドジョイント部品 シンプルジョイントキット
脚のアルミフレームと縦/横方向のアルミフレームと接合する為のブラインドジョイントです。
上記で四隅のコーナーに補強用ブラケットは検討しておりますが、更に補強用として選びました。
8ヵ所必要となりますので、8個購入します。
⑧六角穴付皿ねじ
脚のアルミフレームと底板用の端面プレートを接合する為の皿ネジです。端面プレートはC面がついておりますので、皿ネジを選びます。
8ヵ所必要となりますので、8個購入します。
⑩六角穴付ボルト 三価クロメート
各アルミフレームと各ブラケットとの接合する為のボルトです。M6で長さ12㎜のものを選びました。
14ヵ所必要となりますので、14個購入します。
※天板はAmazonの方が安かったので、以下のものを購入しました。
⑪アイリスオーヤマ カラー化粧棚板 LBC-960 ブラック
テーブルの天板となる板です。ミスミでは900㎜×600㎜サイズの木材はそこそこ値段が高いので、Amazonで安く売っているものを選びました。1個購入します。
※下記は100均で購入しました。
⑫皿頭タッピングネジ(木ネジ)
天板を取り付ける為の木ネジです。100均でも購入可能ですので、そちらで十分です。
上記リストの部材を購入し、届くまで気長に待ちます ^^) _旦~~
組立工程
部材確認
ミスミやAmazonから発注した部材が届いたら、購入した物や数量がしっかりあるか確認しておきましょう。
また今回組み立てに必要な工具は、「六角レンチ」、「ドライバー」、「ハンドタップ」の3種となります。
リスト分の物がしっかり確認出来たら、早速組んでいきましょう(^^♪
端面タップ加工
アルミフレームの端面を各部材とつなぎ合わせる為、穴の部分にタップ加工を手加工で施していきます。※今回はミスミで安く買いたかったので、端面タップ加工の追加工は無しで購入しております。
今回タップ加工は、あまり便利な工具を持っておらずハンドタップにて加工を行っております。
適用するタップを選び、ハンドタップにセットし、ネジ穴に仕上げたい箇所に挿入し、ハンドタップを回しながらタップ加工を行っていきます。
・①アルミフレーム R形状(脚用)には、底板用のタップ:8か所、
・②アルミフレーム正方形(各脚との橋渡し用)には、両端面にブラインドジョイントを固定する為のタップ穴:8か所
各アルミフレームに上記の計16ヵ所のタップ加工を行っていきます。
※ただ、このタップ加工は手作業ではかなり大変でしたので、ミスミで購入時に追加工を付けておく事を強くお勧め致します!(かなりの力が必要となり、終わった頃には手が痺れてしまい、次の日は筋肉痛になってしまう状態でした(*_*;)
底板、ブラインドジョイント 取付
次に各脚に底板を取り付けていきます。③底板との取付には、面取り穴にフィットする⑧六角穴付皿ねじを使用します。
各脚に底板を取り付けます。
次に、①アルミフレームR形状と②アルミフレーム正方形との取付には⑦ブラインドジョイントを使用します。※接続方法は下図参照
こちらも六角レンチがあれば、簡単に接続可能です。
先入れナット、ブラケット 取付
上記のブラインドジョイントを全て接続する前に⑥先入れナットを②アルミフレーム正方形に各部仕込んでおきます。長手方向には各4個、短手方向には各3個入れておきます。
各ナットを入れ終えたら、上記のブラインドジョイントを各部接続します。
次に各脚のコーナー部に④押出厚型ブラケットを取り付けます。仕込んだ⑥先入れナットを動かして、⑩六角穴付ボルトで取り付けます。
次に⑤6アングルブラケットSを取り付けていきます。長手方向には各2個、短手方向には各1個取り付けます。
天板の取り付け
土台が組みあがったら、⑪天板を取り付けていきます。まずは取り付ける箇所をマーキングします。
各部マーキング出来たら、天板と土台を組合わせて、マーキングした位置までブラケットを移動させて、⑫木ネジをドライバーで取り付けていきます。
各部取り付けが出来れば、これで完成です!お疲れさまでした ^^) _旦~~
欲しかった広めのテーブルが製作出来ました!
ただ、今回の失敗としては、テーブル高さが高くしすぎてしまいました…(;’∀’)
座椅子の高さがもう少し高くなると思ったのですが、予想より低いものだったので結果テーブルが高いものになってしまいました(*_*;。テーブルの高さはよく考慮して設計しておきましょう
また、今回木ネジの長さを誤ってしまい、テーブル表面に少し痕が出てしまいました(-_-;)
ネジの長さはよく確認してから取り付けましょう
上記の失敗はありますが、何とか良い感じのテーブルには仕上がったのでこれから活用していきたいと思います(^^♪
今回は、部材の購入、組立工程について解説し、これで一通りミスミでのテーブルの簡単製作の手順等を解説致しました!(^^♪
DIYとしてのテーブル作りであまり工具に頼らずに製作するには、ミスミ等でも十分可能で安価に製作出来ます。今回は脚をR形状にしたり、高さを失敗しましたが、拘らなければもう少し安く調達できそうですね。DIYとして自分好みのサイズや形状を設計、組立てが出来ますので、興味がありましたら是非試してみて下さい(^^♪
他にも補足的な内容があれば記事にしていきたいと思います ^^) _旦~~
以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
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