【自炊】書籍や漫画本の電子化の手順①(準備編)【電子化】

その他・雑記
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 ここでは光造形等の記事とは異なり、自身が活用している書籍・漫画本の電子化、いわゆる「自炊」について、手順等を解説していきたいと思います。

自炊(電子化)
readerアプリで上図のように読めます
見開きページも上図のように簡単に見れます。

この記事内容はこんな方に向けております( ..)φ

・自炊って何?
・書籍や漫画本の自炊って具体的にどうやるの?
・書籍が漫画本を捨てていきたいが、勿体ない気がする…

 私自身は子供の頃から漫画が大好きで新書や古本屋で買った本を溜めていく習慣がありました。しかし、溜まればどんどん棚の空きがなくなり、いよいよ棚以外の場所に置いておいたりして、部屋のスペースがなくなっていきました…(; ・`д・´)

 「じゃあ、売るか捨てればいいじゃん!」という事なんですが、自身として「またいつか読みたくなった時に読み返したい!」という性格である為、売ったり、捨てたりする事に前向きになれませんでした…。

 そこで、書籍や漫画本の電子化が出来る「自炊」を知り、機材を揃えてチャレンジしてみたところ、部屋に溜まっていた漫画本を電子化により一掃する事が出来、またどこでも読書が出来るようなりました。

 

 自身も最初はタブレット等で書籍や漫画本を読むことに抵抗があったのですが、今は便利な読むためのreaderアプリもあり、慣れていけばより使いやすさを実感できるようになりました(^^♪

 そんな自炊方法について、私が行っている方法での手順等を解説していきたいと思いますので、御参考になったり、興味を持って頂ければ幸いですm(_ _)m


”自炊”について

 ”自炊”とは、上記で述べたように書籍や漫画等の本をPDFやJPEG等のデータ形式に変換する事を指します。データ化は主にスキャンにより、本の各ページをデータ化します。このスキャン方法については、大きく分けて以下の2種類があります。

本を非破壊で、各ページ毎を開けてスキャンしていく方式。
・本を裁断して、自動送り式のスキャナーによりスキャンを行っていく方式。

 ・非破壊方式での自炊では、本を裁断する事なくデータ化する事がメリットではありますが、1ページ毎開けてながらスキャンしていく為、1冊にデータ化するのにかなり時間が掛かってしまうデメリットがあります。

 ・裁断方式での自炊では、裁断したページ分を自動送りスキャンする事により高速でのスキャンがする事が出来る点はメリットとなりますが、裁断した本はそのまま読むことが難しく古本屋等での販売ができなくなってしまう、また本の価値が下がるといったデメリットがあります。

”https://www.amazon.co.jp” より引用 
”https://www.amazon.co.jp” より引用

 私が行っているのは、「裁断方式での自炊」で行っており、やはり単純に時間効率を考えてこちらの方式で行っております。

 私が行っている裁断方式での自炊作業は、以下の流れで行っております。

①まずデータ化したい本を裁断する。
②バラバラにした本をスキャンに掛ける。
③スキャンしたデータを画像編集・整理する。(※データはネットワークストレージ(NAS)に保管)
④自炊した書籍データをタブレットで読む。
⑤裁断した本は整理して、フリマアプリで販売する、もしくは廃棄する。

上記の流れで作業を行っております。

データ化したい本をまとめてピックアップして、1作業毎にまとめて行っておりますが、ざっくり①~③までで1冊あたり約10~15分程度の時間が掛かります。

(※慣れれば、もう少し短縮できます。)

自炊における注意事項

 自炊作業の解説の前に、前提となる注意事項について解説していきます。

重要事項

・自炊作業はあくまで個人で楽しむ為の目的とし、決して自炊した書籍データの販売を目的とした行為はNG。
・基本的には自炊代行等のサービスを販売する行為はNG。 
(※実際は合法/非合法の不透明性はあるものの、過去に代行業者に向けて代行差し止めを求める訴訟が行われております。)

 書籍や漫画本等は作者がおり、当然「著作権」が各本毎にあります。自炊には本という「著作物」を複製する行為に当たる為、個人で楽しむ以外で他人にデータを販売したり、自炊代行等でサービス販売する行為は、「著作権法違反」となってしまいますので、充分にご理解の上、行って下さい!( `ー´)ノ

 また自炊後の本の売買について合法/非合法かどうかですが、現在のところは「合法」であり、販売はOKという事です。但し、古本屋等では裁断した本は買い取って頂けませんので、フリマアプリ等で販売する方法が主流となっているようです。

必要品について

私が自炊作業で使用している必要品について紹介していきたいと思います。

カッターマット

本の裁断する際に使用するカッターマットです。裁断機での裁断前にある程度分割カットする為に使用します。

私は、「OLFA カッターマット(A3)」を使用しております。

本によっては、A4を越えるサイズもありますので、A3 もしくはA3ハーフサイズのカッターマットがおすすめです。

”https://www.amazon.co.jp” より引用 

裁断機(ペーパーカッター)

本を裁断する為の裁断機(ペーパーカッター)です。

私は、「カール事務器 ペーパーカッター DC-230N」を使用しております。

こちらは、A3サイズで約40枚程まとめて裁断でき、また裁断跡も綺麗に仕上がりますので、重宝しております。

”https://www.amazon.co.jp” より引用 

スキャナー

裁断した本をスキャンする為のスキャナーです。

私は、「富士通 ScanSnap iX1600」を使用しております。

こちらは、裁断での自炊には必須と言っても良い程 適したスキャナーであり、高速でのスキャンが可能となり、少し値段は高いですが充分に効果を発揮しておりますので重宝しております。

”https://www.amazon.co.jp” より引用 

タブレット

データ化した書籍を読むためのタブレットです。iPad等でも可能ですが、ここではAndroid端末での紹介を行っていきます。

私は、Fire HD 8 タブレットを使用しております。

※こちらは AndroidのOSではないですが、読む為の設定方法については、別途解説していきたいと思います。少々お待ちください。

読むためには出来れば、8インチ以上の画面サイズがあった方が読みやすいと思います。

(※持ち運び性等もありますので、端末サイズはお好みでご検討ください)

”https://www.amazon.co.jp” より引用 

ネットワークストレージ(NAS)

自炊した書籍データを保存しておくストレージです。ネットワークストレージ(NAS)に保存しておく事で、家の中や外出先でも見れる為、かなり便利です。

私は、Synology NAS DS220j」を使用しております。

書籍データは、カラーページやページ数、解像度の設定によって1冊分でも約数十MBもの容量を必要とする場合がありますので、PCのハードディスク内に溜めておくとすぐにあふれてしまう可能性があります。その為、別で保存しておく場所が好ましく、NASであればネットワークを介して自由に見る事が出来ますので、こちらもかなりお勧めです(^^♪

(書籍データ以外でも、音楽データや写真データ等もクラウド上で保管しておけるといったイメージです(‘ω’)ノ)

”https://www.amazon.co.jp” より引用 


 今回は光造形とは関係ないですが、書籍や漫画本の電子化「自炊」について概要と必要品について解説致しました。本をタブレット端末で読むことは最初少し抵抗がありましたが、今はreader用のアプリも工夫されており、慣れれば実際の本と同じように読むことも可能です(^^♪

次回以降も自炊における作業手順について解説していきたいと思いますので、是非御参考頂ければ幸いです。m(_ _)m

次回の記事

以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!

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