【Fusion360】#3-16 [スケッチ]-[作成]-[スケッチ寸法]

Fusion360 マニュアル
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本ページではFusion360の スケッチツールの「作成」>[スケッチ寸法] について解説していきたいと思います( `ー´)ノ

(Fusion360 マニュアルでは、「Fusion360」について各項目毎にページを分けて解説しております。知りたい項目に応じて、各記事ページを御参照下さいm(_ _)m)

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本記事は、windows版 「Fusion 360 2.0.16976 x86_64」バージョンでの内容となります。


スケッチ寸法ツールについて

 「スケッチ寸法」ツールはスケッチにおけるオブジェクトの寸法を定義する事が出来ます。スケッチの線や点、円弧等を選択すると、寸法を設定する事が出来ます。寸法を定義するツールもはやトップクラスで使用するツールですね。(‘ω’)ノ

使用方法

下図のようにスケッチ画面より「作成」>「スケッチ寸法」により、使用できます。


 基本は直線や円弧、円を1つ選択、また点等で2つ選択しダイアログボックスに数値を設定すると使用できます。

[ショートカットキー:functionキー + D ]


右クリックの項目

 「スケッチ寸法」ツールを選択時に右クリックを押すと、下記の2つのツールがありますので1つずつ解説していきます。


円または円弧の中心を選択

 円や円弧を選択する際に、中心点を選択します。


円または円弧の接線を選択

 円や円弧を選択する際に、接線を選択します。マウスで選択した方の接線が選択されます。


選択するオブジェクトについて

ツールは基本これだけですので、ここでは選択するオブジェクトでの寸法について解説したいと思います。

「直線」の場合

 選択するオブジェクトが”直線”の場合は、以下の寸法設定となります。

①直線の長さ距離:両端点の間の延長に寸法線を置く。

②直線の水平長さ距離:両端点の間で垂直方向に寸法線を置く。

③直線の垂直長さ距離:両端点の間で水平方向に寸法線を置く。


「円」、「円弧」の場合

 選択するオブジェクトが”円”の場合は、円の直径が寸法値となります。(寸法線はどこでもOK)。また、選択するオブジェクトが”円弧”の場合は、円弧の半径が寸法値となります。(寸法線はどこでもOK)。

注意

 「円弧の長さ」は寸法定義出来ないので、注意です!


「スプライン曲線」の場合

 選択するオブジェクトが”スプライン”の場合は、スプライン曲線が選択出来ず、各点や接線の選択となり、以下の寸法設定となります。

①接線のみ:長さ、水平長さ、垂直長さの寸法

②点-点間:最短距離、水平距離、垂直距離の寸法

③接線-点間:最短距離の寸法

④接線-接線間:角度の寸法


「点」と「点」の場合

 選択するオブジェクトが”点”と”点”の場合は、以下の寸法設定となります。

①点-点間の最短距離:点と点の間の延長に寸法線を置く。

②点-点間の水平距離:点と点の間で垂直方向に寸法線を置く。

③点-点間の垂直距離:点と点の間で水平方向に寸法線を置く。


「点」と「直線」の場合

 選択するオブジェクトが”点”と”直線”の場合は、点-直線間の最短距離:選択した点と直線との最短距離となります。寸法線はどこでもOK。


「点」と「円(円弧)」、「 円(円弧)」と「円(円弧)」の場合

円(円弧)が中心点の場合

 選択するオブジェクトが”点”と”円(円弧)”、また、”円(円弧)”と”円(円弧)”の場合で,円(円弧)で「中心点」での選択している場合以下の寸法設定となります。

①点-円(円弧)間の中心距離:点と円(円弧)の間の延長に寸法線を置く。

②点-円(円弧)間の中心水平距離:点と円(円弧)の間で垂直方向に寸法線を置く。

③点-円(円弧)間の中心垂直距離:点と円(円弧)の間で水平方向に寸法線を置く。

ポイント

円(円弧)の中心点の選択は、右クリックで選択出来ます。


円(円弧)が接線の場合

 選択するオブジェクトにて、スケッチ寸法ツール使用時に右クリックで下図のように「円または円弧の接線を選択」を押すと、円周の接線が選択できるようになります。これにより、選択するオブジェクトが”点”と”円(円弧)”、また、”円(円弧)”と”円(円弧)”の場合で,円(円弧)で「接線」での選択している場合以下の寸法設定となります。

①円(円弧)-円(円弧)間の円周最短距離:円周で最も近い円周上の箇所を選択する。

②円(円弧)-円(円弧)間の円周最長距離:円周で最も遠い円周上の箇所を選択する。

ポイント

円(円弧)の接線の選択は、右クリックで選択出来ます。


「点」と「スプライン曲線」の場合

 選択するオブジェクトが”点”と”スプライン曲線”の場合は、スプライン曲線が選択出来ず各点や接線の選択となり、点-点、点-線間の寸法設定となります。寸法値は「点」と「点」、「点」と「直線」の場合と同様です。


「直線」と「直線」の場合

 選択するオブジェクトが”直線”と”直線”の場合で、直線同士が平行の場合は直線間距離が寸法値となります。直線同士が平行でない場合は、直線間の角度が寸法値となります。

「直線」と「円(円弧)」の場合

 選択するオブジェクトが”直線”と”円(円弧)”の場合で、

・円の中心点を選択している場合は、直線と円中心点との距離寸法となります。

・円の接線を選択している場合は、直線と円周より最も近い距離、または最も遠い距離の寸法値となります。

ポイント

円(円弧)の接線の選択は、右クリックで選択出来ます。



 本ページはFusion360の項目では スケッチツールの「作成」>[スケッチ寸法]のツール内容となります。

 スケッチの「作成」項目については一旦これで解説は終わりとして、他のツールについても同様に出来次第順次UPしていきますので、宜しくお願い致します。m(_ _)m


以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!

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