前回に引き続き、この記事では光造形等の記事とは異なり、DIYとしてテーブルをなるべく簡単に製作する過程について、手順等を解説していきたいと思います。
※本ページは前回記事の続編となっておりますので、まだ見られていない場合は一度前回記事を御参照頂ければ幸いです)
前回の記事
今回は、作りたいテーブルのサイズ検討、ミスミのHPサイト等から部材の検討工程について、 解説していきたいと思います。( `ー´)ノ
※注記
今回製作したローテーブルの製作工程は以下のようになります。
①作りたいテーブルのサイズを検討する。 ②「ミスミ」で部材の検討。部品データをダウンロードする。 ③部品データを用いて、3DCADで設計する。 ④部品を購入し、組み立てを行う。 ⑤完成!
各項目ごとで私自身が行った方法について解説していきますが、必要な部品種やサイズ等はお好みによって是非アレンジしながら楽しんで頂ければと思います(^^♪
テーブルサイズの検討
まずは作りたいテーブルサイズについて検討していきたいと思います。
今回は明光ホームテック社製の「腰の神様がくれた座椅子連動肘つき」を購入し、こちらの座椅子に合わせて少し広く、また脚は高めに設定したローテーブルにしたいと思います。
こちらの座椅子は、首部分や足元部分もリクライニング調整が出来、また腰部分にも可動式のクッションがある為、腰痛持ちの方にも優しいものとなっております。座った時に腰部分にもフィットするので、ありがたい代物ですね(^^♪
今回、テーブルサイズは座椅子に合わせて、「横900mm×縦600mm×高さ500mm」のテーブルにしたいと思います。(※今回製作したサイズは実際少し高い物となってしまいました(*_*;。作りたいサイズはお好みに合わせてご調整下さい(^^♪)
部材検討
作りたいテーブルサイズが決まったら、テーブルの部材を検討していきます。
今回はミスミのHPよりアルミフレーム部材を中心に各部材を検討していきたいと思います。
①アルミフレーム 6シリーズ R形状 60×60×30mm
テーブルの脚部分となるアルミフレームは、頑丈で見た目もR形状と滑らかなものにしたくて、R形状のアルミフレームを選択しました。
※片方の端面には底板を取り付けるので、丸穴部にタップ加工が必要となります。追加工で注文可能です。
長さは500㎜で4本購入します。
②アルミフレーム 6シリーズ 正方形 30×30mm 1列溝 4面溝
テーブルの天板補強部分となるアルミフレームは、一般的なアルミフレームを選択しました。
※両面にブラインドジョイントを取り付けるので、丸穴部にタップ加工が必要となります。追加工で注文可能です。
脚のアルミフレームも寸法も考慮して、長さ:780㎜を2本、長さ:480mmを2本購入します。
③6シリーズ(溝幅8mm) アルミフレーム用端面プレート
脚部分の底板となるプレートです。R形状用のアルミフレームの端面プレートであり、ゴム製のものが好ましかったのですが、なかったのでこれにしました。
4個購入します。
④6シリーズ(溝幅8mm)-1列溝用- 押出厚型ブラケット
四隅のコーナー部分の補強用のブラケットです。
4個購入します。
⑤6アングルブラケットS
アルミフレームと天板を接合する為のブラケットです。アルミフレームと天板面との隙間が無い物を選びました。
6個購入します。
⑥6シリーズ(溝幅8mm)30・60角アルミフレーム用先入れナット
アルミフレームとブラケットを接合する為のナットです。アルミフレームの溝部に入れて使用します。
アングルブラケットSと同じく6個購入します。
⑦6シリーズ(溝幅8mm)ブラインドジョイント部品 シンプルジョイントキット
脚のアルミフレームと縦/横方向のアルミフレームと接合する為のブラインドジョイントです。
上記で四隅のコーナーに補強用ブラケットは検討しておりますが、更に補強用として選びました。
8ヵ所必要となりますので、8個購入します。
⑧六角穴付皿ねじ
脚のアルミフレームと底板用の端面プレートを接合する為の皿ネジです。端面プレートはC面がついておりますので、皿ネジを選びます。
8ヵ所必要となりますので、8個購入します。
⑩六角穴付ボルト 三価クロメート
各アルミフレームと各ブラケットとの接合する為のボルトです。M6で長さ12㎜のものを選びました。
14ヵ所必要となりますので、14個購入します。
※天板はAmazonの方が安かったので、以下のものを購入しました。
⑪アイリスオーヤマ カラー化粧棚板 LBC-960 ブラック
テーブルの天板となる板です。ミスミでは900㎜×600㎜サイズの木材はそこそこ値段が高いので、Amazonで安く売っているものを選びました。1個購入します。
※下記は100均で購入しました。
⑫皿頭タッピングネジ(木ネジ)
天板を取り付ける為の木ネジです。100均でも購入可能ですので、そちらで十分です。
ミスミでの購入方法
ミスミでは部材を購入するにあたり、多品種のものが販売されております。
アルミフレームだけでもかなりの品種がありますので、自分に合わせたものを選択して購入していきましょう。
基本的な買い方は、
①部材を検索する。 ②カタログよりサイズや材質等の型番を選ぶ。 ③絞り込み条件等で型番を選択する。 ④カートに入れて注文を行う。
上記のようになります。
基本的にはAmazon等と同じようなものですが、品種や追加工等も多種多様となりますので、良く確認しながら検討しましょう。
今回は、作りたいテーブルのサイズ検討、ミスミのHPサイト等から部材の検討工程について、解説しました。ミスミでは機械設計用に多品種に物が販売されておりますが、個人向けとしても購入は可能ですので、ご興味がございましたら、一度閲覧してみては如何でしょうか?(^^♪
ちなみに今回選択した各部材の合計金額は、『¥21,214』となりました。(※アルミフレーム端面のタップ追加工はしておりません。タップ加工は面倒なので、追加工もしてもらう方がいいかと思われます(*_*;))。 脚のアルミフレームをR形状にしたのでそこそこ掛かりましたが、この面積、高さのテーブルでは少しは安くなったでしょうか?
次回はミスミHPからの部材データの抽出や設計工程について解説していきたいと思いますので、是非御参考頂ければ幸いです。m(_ _)m
次回の記事
以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
コメント