スライサーマニュアルの記事では、各ツールやアイコンについて掘り下げた内容で一つ一つ解説しております。今回も、補足編としてモデルの輪郭を滑らかに変化させる「Anti-alias」について一つ一つ解説していきたいと思います( `ー´)ノ
(スライサーマニュアルでは、「Photon Workshop」の各項目毎にページを分けて解説しております。知りたい項目に応じて、各記事ページを御参照下さいm(_ _)m)
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※ 本記事は、windows版、Photon Workshopのバージョンは「V2.1.24」での内容となります。
この記事内容はこんな方に向けております( ..)φ
・3Dデータから造形するにはどうすればいいのか分からない… ・「Photon workshop」の使い方がいまいち分からない… ・「Photon workshop」の細かなツール操作方法を知りたい
こんな方に向けて、操作マニュアル等を解説していきたいと思いますので、是非御参考頂ければ幸いです(^^♪
※ポイント
記事項目が多いので、下記の目次より必要な項目を御参考に頂ければと思います(-_-;)
Anti-alias とは
物体の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまい、このジャギーを軽減し少しでも目立たなくするために、物体の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させることをアンチエイリアスと言います。
アンチエイリアスについては、下記のwikipediaに説明がありましたので、引用抜粋致します。
コンピュータで扱うデジタル画像ではピクセル単位より細かく描画することは出来ない。このため、物体の輪郭にジャギーと呼ばれるギザギザが発生してしまう。このジャギーを軽減し少しでも目立たなくするために、物体の輪郭を背景と融合するように、色を滑らかに変化させることをアンチエイリアスといい、その処理をアンチエイリアシングという。アンチエイリアスをかけると輪郭がぼやけてしまうため、ビットマップフォントなどではアンチエイリアス処理(アンチエイリアシング)は行なわれないことが多い。
Wikipedia より引用
モデルデータの輪郭において斜めや円となる形状等は、ピクセル単位ではギザギザな状態となってしまいますので、上図のようにそのギザギザをぼかし、滑らかにする事をアンリエイリアスとなり、photon workshopではこの処理が可能となります。恐らく、このぼかしの濃淡で紫外線照射のレベルを変えているのでしょうか?(;’∀’)
下記より、実例検証も含めて解説していきます。
Anti-alias 設定について
Anti-aliasの条件設定は、「Slice settings」より上図の項目より設定が出来ます。
設定は、1、2、4、8 の4つで選択出来ます。数値が大きい程、ぼかしが大きくなります。
(※Slice Settings については、下記の記事を御参照下さい。)
参考記事
検証例①
球体モデルを例として、アンチエイリアス条件の違いを見ていきましょう( `ー´)ノ
上図のようにアンチエイリアス設定が大きくなると、エッジのぼかしが大きくなります。
実際の造形品での違いを見てみましょう( `ー´)ノ
(正面)
(上面)
(正面)
(上面)
(正面)
(上面)
(正面)
(上面)
各アンチエイリアス条件での造形品を見ても、見た目は殆ど違いは見られません。
アンチエイリアス:1と2では、側面からの積層痕がアンチエイリアスにより、少し分かりにくくなったように感じます。アンチエイリアス:2~8では、違いが殆ど分かりません…(;’∀’)
検証例②
次は板形状モデルを45度傾けた状態での造形を例として、アンチエイリアス条件の違いを見ていきましょう( `ー´)ノ
上図のようにアンチエイリアス設定が1以外では、エッジのぼかしが入りますが、濃淡の違いはあまりなさそうです。
実際の造形品での違いを見てみましょう( `ー´)ノ
(正面)
(斜視)
(正面)
(斜視)
(正面)
(斜視)
(正面)
(斜視)
上図のように積層跡が見られ、この積層跡の目立つ度合いを検証してみましたが、こちらも各アンチエイリアス条件での造形品を見ても、見た目は殆ど違いは見られませんでした。
アンチエイリアス:1と2では、アンチエイリアスの有無が分かれますが、見た目は殆どわかりません。アンチエイリアスが4、8で、少しずつ積層跡が薄くなっているようにも見えますが、やはりはっきりとした違いが殆ど分かりません…(;’∀’)
結論的には、積層痕をなるべく目立たせなくするためにも、アンチエイリアスは2~8の設定をしておくのが良いかと思います(^^♪
ただ、上記のようにはっきりとした効果は期待できませんので、悪しからず…(*_*;
次回以降も「Photon Workshop」の補足的な内容を記事にしていきたいと思います
^^) _旦~~
以上
ここまで読んで下さり、誠にありがとうございました。
Special Thanks to YOU!
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